岩渕翼（東洋大学生命科学部／PEM Network）

1.はじめに

東日本大震災から３年が経った。しかし周知のとおり復興の歩みは遅く，未だに多くの被災者が仮設住宅で寝起きし，また多くの地域で復興計画が日々議論されている。これだけの時間がかかるのは，被害の大きさもさる事ながら，多くの人がどう復興すべきかを，真剣に考えているためかも知れない。「海と田んぼからグリーン復興プロジェクト」（通称「うみたん」；補1）も，復興の形を真剣に議論し，情報交換し，人と人のつながりを生む場の一つである。

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なお，この記事は，ランドスケープ研究第78巻1号（50から51ページ）に掲載されたものです。