平田富士男(兵庫県立淡路景観園芸学校/兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科)
1.天災は忘れもしないうちにやってくる
寺田寅彦は「天災は忘れた頃にやってくる。」と言った。しかし,今から約20年前にあの阪神・淡路大震災という直下型大震災を震源近くで経験し,そこからの復興をやっと成し遂げてきたと思っていた兵庫県民としては,「天災は忘れもしないうちにやってくるのが災害国日本の真実である」ということをまざまざと再認識させられた気持である。
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なお,この記事は,ランドスケープ研究第77巻4号(359から360ページ)に掲載されたものです。