木藤健二郎(中央大学理工学部人間総合理工学科・客員研究員)
サンフランシスコは北米で最も高密度かつ歩行者に優しい街のひとつである。しかし市街総面積の25%は舗装面であり,比較的公共のオープンスペースは乏しい。そうした同市において世界金融危機以降近年を代表する既存市街地活性化の成功事例がバレンシアストリートだろう。歩くことを促進することによる経済効果,すなわちスマートな経済成長の事例として注目されている。しかも興味深いことにこの成功は,街路改修とパークレットというそれぞれ行政と民間によって主導される事業の相乗効果によってもたらされたと言える。
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